2020年2月23日の説教要約 「御言のために働く人々」

2020年2月23日の説教要約

                     「御言のために働く人々」   村岡貞海牧師

                                                               <ルカによる福音書1:1-4>

中心聖句4節 「お受けになった教えが確実なものであることを、よく分かっていただきたいのであります。」

 

今日の御言葉は、福音の喜びを伝える人々だと思いました。

エスに出会った人々です。福音によって、彼らの人生が喜びに変えられました。

先ずこの福音書を書いた人々が変えられています。わたしが見たこと、経験したこと、神様のことですと喜びを持って語って記録しています。

人々から税金をだまし取っていた罪人が変わりました。困難なことは避けていた若い人がどんな困難も乗り越えるようになりました。怒りの子と呼ばれた人が愛の人と変わりました。イエスのために人々のために働く人となりました。

 彼らはそれぞれの立場で、賜物を生かして、救い主を伝えます。

◎マタイによる福音書は12弟子のマタイ(ローマの政府のために働く取税人でした。)

1:1「アブラハムの子、ダビデの子、イエス・キリスト系図。」

旧約の預言者は、救い主が来られる。マタイは、救い主が来られた、とユダヤ達に伝えています。イエスの生涯を記録しました。

◎マルコによる福音書は12弟子のペテロの弟子マルコ

1:1「神の子イエス・キリストの福音のはじめ。」

マルコは伝道旅行をしながら、ローマにいる人々に伝えました。

エスがどんな事をなさったかを伝えました。

ヨハネによる福音書は12弟子のヨハネ(90歳を超える老人になってもイエスの愛を伝えました。)

1:1「初めに言葉があった。言は神と共にあった。」

エスは神様の子だと伝えています。

ルカによる福音書は(パウロによって救われた医者で、異邦人でした。)

1:1 わたしたちの間に成就された出来事を…書いている。

自分と同じ、異国の人にわかりやすく、異邦人の人々に書いています。

エスは人として来られたと書いています。

この人々はイエスが私たちを救ってくださる、たった一人の救い主であると証ししています。

 

ルカによる福音書を書いたルカはシリアのアンティオキアで生まれたギリシャ人の医師でした。弟子たちはユダヤ人でしたが、ルカは異邦人でした。

聖書ではルカのことが3カ所で書かれています。

コロサイ信徒への手紙 4:14愛する医者ルカとデマスも、あなたがたによろしくと言っています。

フィレモンへの手紙1:24 わたしの協力者たち、マルコ、アリスタルコ、デマス、ルカからもよろしくとのことです。

テモテへの手紙2 4:11 ルカだけがわたしのところにいます。マルコを連れて来てください。彼はわたしの務めをよく助けてくれるからです。

パウロの第二次宣教旅行でパウロと出会ってから、ずっとパウロと一緒に宣教旅行に出ます。

ルカは書く才能があり、少しでも詳しく、分り易く、順序正しく、確実に調べて、喜びの福音を記録しています。

ルカによる福音書は弟子たちやパウロの語るイエス・キリストの話を聞きながら、使徒行伝は16章の所からは宣教旅行に加わって、パウロを医者として助けながら、福音が広められる喜びを持って、伝え続けています。

ルカは多くの教育を受けた医者であり、ルカによる福音書使徒言行録を書いた著者ですが、謙虚に表に出るより背後でパウロを助け、ご自分の使命を全うする人でした。

ルカは異邦人として、始めて福音に触れる人でも分るように、一人でも多くの人々に分り易く、福音を深く詳しく、順序正しく伝えるために、自分の時間と才能と賜物を用いて神様の聖霊の導きの中で福音書を書きます。

今も多くの人々の働きによって、わたしたちは福音の喜びが伝えられています。

わたしたちも救いの喜びを持って、神の御子イエス・キリストを伝える、神様の栄光のために働く者となることをお祈りします。