ジュニアスペシャル・過ぎ越しの食事

新学期が始まりました。
学生の皆様は、新しいクラスでまだ緊張しているかもしれませんね。


春休みにはジュニアクラスで集まり、過ぎ越しの食事をしました。
もちろん過ぎ越しの食事をまねたものですが、なるべくの再現を試みました。
大切なのは過ぎ越しの意味を知ることです。


紅海が割れてモーセに率いられたイスラエルの民が出エジプトするシーンは有名ですね。
そこに至るにはエジプトのパロ王の頑固な阻止がありました。
神は10の災いを下し、パロがイスラエルの民を去らせるのを許可するように導きます。
10番目の災いは、国中の初子が殺されてしまうというものでした。
しかし、神の言葉に従って家の入り口の柱とかもいに小羊の血を塗った家は災いを下されることなく過ぎ越されました。
このことが記念となり、祭りを守ることになりました。
旧約聖書出エジプト記12章をお読みください。


祭りのしきたりに従って、讃美の詩編を共に読んだり、意味の込められた食材を順に食しました。
問答の場面ではジュニアのメンバーが子どもたちになって、家長役の栄牧師に
「過ぎ越しの祭りの意味は何ですか」「この苦菜の意味は何ですか」とか「この種入れぬパンの意味は何ですか」「この羊の肉の意味は何ですか」と次々尋ねました。
こんな学びなら楽しいですね。
主イエスこそ、私たちの罪を購う過ぎ越しの小羊であったとその犠牲の尊さと憐れみの愛を思いました。
救いの大きさを味わいながら感激もひとしおでした。
最後の晩餐や聖餐式の意味を深く学ぶ時ともなりました。
子どもたちは楽しく学んでいましたが、食べることにも忙しかったかな。


ひとりのメンバーが用で遅れました。
遅れて参加したメンバーの質問に対して、今度は子どもたちが家長役になって答えました。
自分が質問した内容を答えることにしましたが、聞いてわかっていても、教えることはなかなか難しいものです。
過ぎ越しの祭りを繰り返しながら信仰が継承されていったことに納得しました。
しばらくすると記憶もあいまいになるだろうということで、毎年この時期の恒例行事にしましょうと話し合いました。


どのような状況にあっても神は力ある御腕で私たちを守られ、救われる神です。
この神様が共にいて導いてくださるのですから勇気を出しましょう。
新年度、良い出会いがたくさんありますように。