平和特集

今年の平和特集は「平和について考える」と題し、栄牧師特製の「わかりやす〜いパンフレット」を使って学習会をしました。
聖書の語る平和、憲法立憲主義・政府の政策他、多角的に学びました。
単に知識を増やすだけではなく、平和を作り出す自分がアイデンティを確立し、的確な判断や行動ができるように備えるものでした。
学びの後、世代間の意識の違いを分かちあい、有意義な対話ができました。


学生より「この時期、学校で毎年平和についての特集があり、毎年同じ感想文を提出している」との実状が述べられました。
普段はあまり平和について関心を持っていないのに、
この時だけ求められる正解を提出して課題終了でいいのか…という問いでしょう。
午後は青年との小さな学び会も開き、更に時代の感覚を知ることとなりました。
平和を論じる前提が違いすぎる。
そもそも命が大切であることもわかっていないのではないかとのことでした。
どこから取り組んでいけばよいのか難しさを痛感すると共に
子どもの時からの参加者は、学びの積み重ねで感性が磨かれていることが感じられます。
きちんと関われば、意識の高い次世代が育っていくことでしょう。


年配者からも「肝心なことをつかまないまま、世の中の動きに流されているのかも知れないと自覚した。
自分からアンテナを張って真実を判断していきたい」との感想が出ていました。


神の御旨である平和を求めることは、理想の追求ではなく実現すべき具体的な生活として示されています。
『敵を愛し、自分を迫害する者のために祈りなさい』(マタイによる福音書5:44)