先週の説教要約 [神様の命令によって」

先週の説教要約 『神様の命令によって』     村岡貞海牧師

民数記 9 : 15 − 23
中心聖句 ガラテヤ5:25「もし私たちが御霊によって生きるなら、御霊によって進もうではないか。」

エス様を信じる者は、イエスキリストに倣いたいと思いつつ、御言葉に従い歩みます。

真実な主がどんな時でも傍らにおられたから、神様の命令に従えば、良き御心がなると信じて、
主の言いつけを守るようになり、約束の地に入ります。

一、主がいつも傍らにおられる恵み
出 40 : 36 〜 38 、民 9 : 15 〜 23 、列王記 上8 :29 出エジプトした人々の数は200万位、
イスラエルの人々が、幕屋を中心に陣をとって、神様を中心に、神様の命令に従って進んでいます。
約束の地に入るまで、神様が雲の柱、火の柱で覆ってくださる幕屋を中心にして、荒野の危険な
状況の中にいても、神様が共におられるのを学ぶのです。事実上イスラエルの人々は、三日も経
たない内に水がない、食料がないと、呟き、不平を言い、逆らうばかりでしたが、神様は水を与え、
マナを与え、寒い夜は火の柱、暑い昼は雲の柱で覆ってくださいました。
いつも傍らにある恵みです。
神様は心を痛めつつも、信じることが出来ない民に、十戒を与え、教え励まして、幕屋を
建て民の真ん中に臨在する 証しとしての雲の柱、火の柱で覆ってくださいました。その恵みの中に
生きることによって、一番安全で祝福される導きであったと証しして行くのです。神様と共に歩む生き
方を、神様を愛し、隣人を愛し、自然を美しく管理するものとして、歩めるように。私たちが聖霊
よって生き、聖霊によって進めるように、この地上に降りてくださって、幕屋を中心に民を
導いてくださるのです。
イスラエルの人々が神様と荒野を共に歩むことによって、神様の愛、忍耐、支え、励ましを受けて、
神様の御心を知る民となるまでの40年間を神様の守りの中で歩んで行きます。
ダビデは神様の臨在される幕屋を神殿にしたいと思いつつも、ソロモンになって神殿を建てますが、
その時の祈りを少し読みたいと思います。8:28 「わが神、主よ、しもべの祈と願いを顧みて、
しもべがきょう、あなたの前にささげる叫びと祈をお聞きください。 」
8:29 「あなたが『わたしの名をそこに置く』と言われた所、すなわち、この宮に向かって夜昼あなたの目をお開きください。しもべがこの所に向かって祈る祈をお聞きください。」と祈りしています。

二、神様の命令によってとは、(神様の良き御心を信じて。)
神様の幕屋を中心として神様の臨在を感じて進んで行きますが、真の喜びは直ぐ身近に感じられる
ものではありませんでした。直ぐに与えられるものでもなかったのです。神様がともにおられると神様
の導きによって生きることだと、その方向性は確かなものになりましたが、そのことだけでは、喜びに
ならなかったのです。
119 : 92 − 94  「あなたのおきてがわが喜びとならなかったらば、わたしはついに悩みの内に滅びたでしょう。」 
御言葉に生きる日々によって、神様の恵みを身近に感じることによって、神様の掟(おきて)、
すなわち神様の命令が、喜びとなって進むのです。

三、主の言いつけを守った。
.19, 20節を見ると、長い日数には忍耐の時として、わずかな日数の時は熱心になる時として、
(慌てず、怠けず)道に進む。自分の思いのままでなく神様に聴く、神様の雲が上がれば人々は直ちに
動きます。神様の雲が留まればそこに滞在します。

どんなに都合が良くても、出発と言われれば従うのです。イスラエルの人々は 40年間そのような生活を
しながら、神様とともにいる生活を送りました。自分の思い考えではなく、神様に祈り、神様に聴く生活を
通して、人生の導き手である神様の良き御心を知って行くのです。傷む時も、苦しむ時も傍らにいて、
支えて下さる主を身近に感じ、体験して、その方に習い行うのです。
9:23 「すなわち、彼らは主の命にしたがって宿営し、 主の命にしたがって 道に進み 、モーセによって、
主が命じられたとおりに、主の言いつけを守った 。」神様の命令に従うことが喜びとなった時、イスラエルの人々はカナンの地に入ることが出来ました。

民数記の始めと最後を読んでみますと、この40年間を通してどんなことが起こったのか見ることができます。
幕屋を中心に荒野を旅したイスラエルの人々は、我と我が家は主に仕えんと、勇敢に戦う主の兵士となり、
主は慈しみ深くその恵みは永久まで。自然とその告白をするのです。
荒野の試練は神様の恵みと哀れみを知る時となりました、神様は真実を持って愛を持って、私たちの導いて
くださっています。私たちの神様に背く罪を悔い改め、神様の恵みの中で喜び歩むことを祈ります。