先週の説教要約
『主の恵みは永久まで』 村岡貞海牧師
主がわたしに味方されるので、恐れることはない、人はわたしに何をなし得ようか。
詩篇118:1−9
敬老の日になると思わされる言葉があります。
感謝ですと話される方々がおられます。楽で、幸せで、何の悩みもないからと思いますが、そうではないのです。その方々は多くのことを経験しているのですが感謝と言うのです。
自分も病を負い、家族の死も病も経験して、経済的にも豊かではなく、子どもの問題も経験して、家も火災にあったり、戦争を経験されたり、しかしいつも感謝です、ありがとうの言葉で自分の気持ちを現して下さっています。
何故なのか。理解ができませんでした。
しかし、神様の恵は私たちを慰め励まし強めました。
今日の説教の3つのポイント
1. 主は恵み深いので感謝です。
2. 神様は祈りを聞いて下さるので感謝です。
3. 主がわたしに味方されるので感謝です。
1. 主は恵み深いので感謝です。
1−4節を見ると感謝の理由が書いてあります。
イスラエル、アロン、主を恐れるものは言え。主のいつくしみは永久までと。
主の恵みが永久まで続くので感謝するのです。
アロン:主に仕える者たちよ、主に感謝せよ。
主を恐れる者:異邦人、全世界の信じる者よ、救われた者よ、主に感謝せよ。
誰が主の前に出て行けると言えますか。罪びとで、過ちを侵すばかりのものですが、神様が選んでくださって恵みを、憐れみを良き心で支えてくださっているのです。
驚くべき恵みと思わされます。その恵みによって感謝か与えられるのです。
各地域の教会は、主の奉仕者たちは、神様の恵みを知り、救われた者は讃美せよ。
先月辻堂教会の献堂式がありました。神奈川教区の兄弟姉妹、先生方が集まって、新しい会堂でこれまでの教会の歩みこれからの教会の歩みを、祈る時が与えられました。
大きな力強い讃美、教会堂の為に働いた方々、救われる方々を思いつつ、感謝しました。
2. 神様は祈りを聞いて下さるので感謝です。
5節 主は答えてくださると書いてあります。旧約聖書、特に詩篇には祈りに答えてくださると書いてあります。
良きサマリア人の話を見ると多くの人々は人を避けていきますが、悩みの中から叫ぶ時も、私たちの小さな叫びにも答えてくださる方です。
私はあなた方を孤児とはせず、私である、恐れるなおののくなと励まして下さいます。
切なる祈りを捧げる時、答えられると自然に解決されたと思う時もありますが、祈りの中で、真実に答えてくださる神様を感じる経験を深めて行きます。祈りノートなどを書く方もいます。自分が忘れていた祈りも聞いて下さる神様を証される方もおられます。
わたしを広い所に置かれた。
子猫が迷い困って泣いていると、親猫は子猫の後ろ首、首根っこを口で加えて、安全な所に運んでくれるそうです。
私たちが罪の流れに飲まれる時、主イエスキリストの恵みによって、赦され安全な所に身を置くことができるのです。主イエスキリストの十字架の愛の中で安らぐのです。
3. 主がわたしに味方されるので感謝です。
誰が私たちの味方になるのかは、大切なことだと思います。誰を味方にして歩みたいのでしょうか。柔和で寛容な慈しみ深い、良き牧者なるイエス様が味方されるならば幸いと思います。
味方は仲間として力をかすこと、加勢することと書いてありました。
弁護士のことを思いました。良い弁護士は弁護する人のすべてを知って味方してくれて、裁判で勝つようにしてくれます。諦めないように励ましてくれて、支えてくれます。
人に言えない事や、言えなかった事も教えてくれたり、問題を解決してくれるために最善な方法を一緒に考えてくれます。一緒に歩んでくれます。神様は更に優れた方です。
日常には気が付きませんが、 非常に困って苦しい時、私の周りの人々が去って行く時、そこに主がおられたことに気が付きます。 わが助けは主から来ると言われる主が見えるのです。 どんな時でも共におられる方は主でした。最後まで永遠に共におられる方が主でしたと多くの方々が証されました。神様は私たちの知らなかったことや、過ちも、良く知っておられて、私たちを守るために働いておられます。
神様は聖く、正義と公平であり、厳しく、威厳がある方ですが、私たちを愛するかたです。私たちを愛するから、私たちの弱さ、罪による滅びるばかりの死の現実を前に救いの御手を延べて、私たちを味方する為に、一人子イエスキリストの十字架を、聖書を与えて下さいました。
聖書はテモテへの第二の手紙3:16 聖書は、すべて戒め、正しくし、義に導くのに有益である。それによって、神の人が、あらゆる良い技に対して十分な準備ができて、完全に整えられたものになるのである。
詩篇23 たといわたしは死の陰の谷を歩むとも、災いを恐れません。
あなたが私と共におられるからです。あなたのむちと、あなたのつえはわたしを慰めます。
神様は私たちに聖書を、イエスキリストの十字架の愛を与えてくださいました。特別に啓示して下さいました。それによって私たちの味方なる神様を知ることができます。
私たちに祈りがある時、味方なる神様の力が分るのなら、どんなに慰められ、励まされるのでしょうか。
この世を生きる為には、懸命に汗を流す時も、痛みを負う時も、苦しむ時もあります。
神様の愛に生きようとすればするほど、損するような気がしますし、愛すればするほど傷つき易くなりますし、痛み疲れてしまいます。
しかし、神様が味方してくださいます。だから感謝して歩めるのです。
狭い門で、狭い道であってもその道に励むのです。
応援の味方の励ましを受けつつ、歩めるのです。