〇先週の説教要約
「わたしに従いなさい」         村岡貞海牧師 

ヨハネ1:43〜51 その翌日と同じ言葉が繰り返されます。特別なことが起こっています。
ヨハネ1:19〜 その翌日、一日一日の記録を特別な日の事を、思い出して記録しています。

1章に神の子イエス・キリストがこの世に来られたと語っています。
14節 言は肉となって、わたしたちの間に宿られた。わたしたちはその栄光を見た。それは父の独り子としての栄光であって、恵みと真理とに満ちていた。 イエス・キリストの公生涯が始まる一週間が記録されています。洗礼者ヨハネは自分をイエス・キリストを証しする者だと紹介します。
19−28節 その翌日は神の子イエス・キリストを全ての人々に知らせます。
29−34節 その翌日洗礼者ヨハネの弟子のアンデレがそのイエス・キリストの弟子となって自分の兄弟シモン・ベテロに「私はメシアに出会ったと」伝えます。
35−42節 その翌日は同じ町に住んでいたフィリポがイエスと出会い弟子となって、その友人ナタナエルにイエス・キリストを伝えます。
43−51節このように洗礼者ヨハネの証言によって、イエス・キリストの公生涯が始まりました。神の子イエス・キリスト。人々はイエス・キリストを神の子と告白します。旧約聖書のイエス様が来られるその預言は終わり、新約聖書のイエス様が来られたと宣言されたのです。その時からイエス・キリストは「わたしに従いなさい」と弟子たちに言いました。イエス・キリストとの出会いで弟子たちは「私はメシアに出会った」と告白し、証言して家族や友人に伝え、神の子イエス・キリストが人々に伝えられたのです。

今日の聖書の所の43−51節を詳しく見ます。フィリポはイエスと出会って直ぐに信じました。その後45節 フィリポはナタナエルに出会って言った。「わたしたちは、モーセが律法に記し、預言者たちも書いている方に出会った。それはナザレの人で、ヨセフの子イエスだ。」と伝えます。疑うナタナエルですが「来て、見なさい」とフィリポは戸惑いもせず伝え続けます。イエスとナタナエルは出会います。
1. ナタナエルを評価しています。「見なさい。まことのイスラエル人だ。この人には偽りがない。」
2. どうしてわたしを知っておられたのですかと聞きます。(出会ったこともありませんでした。)
3. 「私は…見た」イエス・キリストは見ておられたのです。人の心の奥底を見ておられるイエス・キリストの洞察力を見て、ナタナエルはイエス・キリストを神の子と告白します。
「ラビ、あなたは神の子です。あなたはイスラエルの王です。」人は自分の罪によって歪んだ心で、人を判断したり、誤解したりします。真実を励んでいても分って貰えない時もあるでしょう。 神の子イエス・キリストは真っ直ぐな洞察力を持って見ておられました。ナタナエルはイエス・キリストの言葉に心打たれました。励まされ、喜びました。彼の心には偽りがなかったので感謝し、イエス・キリストを神の子と告白したのです。私たちもナタナエルのように神様を喜び、告白し、感謝する者になることをお祈りします。