2018年11月25日の説教要約 「父なる神様の愛」

2018年11月25日の説教要約
「父なる神様の愛」   村岡貞海牧師
<ホセヤ書 11:1〜9>


ホセア書の今日の御言を通して、私たちの人生は神の愛から始まったこと、癒し包んでくださる神様の愛、神様の愛によって、主が勝利してくださる。神様の恵みを見ます。


1、私たちの人生は神の愛から始まった。ホセア11:1〜4

これはイスラエル出エジプトのことであり、荒野の40年のことです。

神様が奴隷として自由もなく苦しむイスラエルを救ってくださった体験を通して、歴史的な意識を持っていました。

イスラエル民族が危機に合う度に、過去の恵みを示し、神様の愛を覚える歴史を繰り返し教えて確認させました。

わたしたちが過去、どんな所にいたのか、そして今はどこにいるのか、そして私たちの行くべき所はどこであるか知っているか。

神様は歴史意識の回復を通して、重要な回復の始めの基礎としています。

ホセアを通して11:1-4が、語られて行きますが、高慢と背きによって、滅びる前の北イスラエル民族は呼べば呼ぶほど神様から離れて行きます。

しかし、驚くべき神様の慈しみは、これからも導き、愛し、一緒に歩む、インマヌエルの救いの未来を約束してくださいます。

天の父なる神様の愛は、一人一人に注がれ、子供を育てるように導いてくださいます。

この御言葉を深く黙想することで、自分の過去を振り返る勇気を与えられます。神様の恵みの中に静かに立ち留まる時が与えられます。神様は私たちを愛し、歩ませ、胸に抱き、癒し、愛のひもで導いてくださいます。


 2、痛みを包み込んでくださる。神様は愛です。ホセア11:5-8   

親が子供を育てる心で、神様はホセア預言者の生涯を通してイスラエルを叱り、恵みの御言葉を約束してくださいます。

アデマ・ゼボイムはソドムとコモラを滅ぼす時、共に滅びた周辺町でした。

ソドムとコモラのようにわが子を愛する子たちを、御心に合わないと、間違っているからと殺してしまうのでしょうか。

 どんな痛みをも包み込んでくださる。神様は愛です。

11:08ああ、エフライムよお前を見捨てることができようか。イスラエルよお前を引き渡すことができようか。アドマのようにお前を見捨てツェボイムのようにすることができようか。わたしは激しく心を動かされ憐れみに胸を焼かれる。


 3、神の愛によって、主が勝利してくださる。ホセア11:9 

11:9わたしは、もはや怒りに燃えることなくエフライムを再び滅ぼすことはしない。わたしは神であり、人間ではない。お前たちのうちにあって聖なる者。怒りをもって臨みはしない。

神様の愛の最も重要な本質は勝利です。諦められない、妥協できない、矛盾の対立の中で正義と平和を作り出すことは私たちには不可能なことです。

私たちは正義を話すと戦いが起こり、平和を話すと素通りしてしまうのです。人間の力では抱きしめ包み込むことが出来ません。

神様がなさいます。どのようにされるのか。最も大きな愛で勝利されます。

 命を与える十字架の恵みは、恵みを受けた人々の揺るがない信仰によって伝えられていました。

十字架は外から見れば、見栄えもなく、情けなく、悲惨にも見えるかも知れません。

私たちの現実の重さは最も大きいから私たちはいつも負けているように見え、いつも揺れる人に見え、葛藤しているように見えますが違います。

神様を知る知識は、直接的な具体的な経験を通して得る、体験的知識を意味します。

これは、神様との交わりを通して知ることであり、神様との交わりを通して成ります。

ホセアは事実、妻の不倫によって、苦しみながら神様の愛を語り、体験します。哀れみ、贖い、連れ戻す苦悩の中で神様のイスラエルの人々への愛のメッセージを語ります。

イスラエルの40年を神様が耐えてくださいます。イスラエルの民が耐えているのではないです。

神様は高慢と誹りと、富と貧しさ、ゴメルの淫らさ、ホセアの真実が入れ混じっている北イスラエルの歴史を前にして、救いのメッセージは伝えられました。

私たちの人生は神の愛から始まったこと、癒し包んでくださる神様の愛、神様の愛によって、主が勝利してくださることを信じて歩んで行きましょう。