祈祷会・信仰によって

そこで、ステファノは言った。「兄弟であり父である皆さん、聞いてください。
わたしたちの父アブラハムメソポタミアにいて、まだハランに住んでいなかったとき、栄光の神が現れ、
『あなたの土地と親族を離れ、わたしが示す土地に行け』と言われました。
それで、アブラハムカルデア人の土地を出て、ハランに住みました。
神はアブラハムを、彼の父が死んだ後、ハランから今あなたがたの住んでいる土地にお移しになりましたが、
そこでは財産を何もお与えになりませんでした、一歩の幅の土地さえも。
しかし、そのとき、まだ子供のいなかったアブラハムに対して、
『いつかその土地を所有地として与え、死後には子孫たちに相続させる』と約束なさったのです。

                                    (使徒言行録7:2〜5)
アブラハムが信仰によって出て行った物語が、ステパノの説教で語られています。
約束をいただいたアブラハムですが、約束を見ることなく信じて出て行きました。
行き先で財産を持つこともありませんでした。
「行け」と言われて行った、「なる」と言われて信じたとあります。


目に見えていることが厳しい中で、信仰によって見えないものを見通せるかチャレンジを受けています。
アブラハムは何も持ちませんでしたが、展望を持つがゆえに祝福の基とされます。
目先の出来事で一回一回、いいとか悪いとか揺れ動く私たちですが、
確固たるものを握って先を見通す時、上を向いて行くことができます。
神は繰り返し「見上げなさい」「仰ぎなさい」と呼びかけ、招いておられます。


6月8日(金)10:30〜小羊チャペル

6月10日(日)9:00〜教会学校
        分級:英語読み聞かせ会