祈祷会・「呼ぶ声に答えて」

イザヤ30:18.19
『それゆえ、主は恵みを与えようとしてあなたたちを待ち それゆえ、主は憐れみを与えようとして立ち上がられる。まことに、主は正義の神。なんと幸いなことか、すべて主を待ち望む人は。
まことに、シオンの民、エルサレムに住む者よ もはや泣くことはない。主はあなたの呼ぶ声に答えて必ず恵みを与えられる。主がそれを聞いて、直ちに答えてくださる。』


今週はイザヤ書30章をを読み進んでいます。

「直ち答えてくださる」と言っても苦悩の日は長く、
続く聖句の『あなたを導かれる方はもはや隠れておられることなく、あなたの目は常にあなたを導かれる方を見る。あなたの耳は、背後から語られる言葉を聞く』(30:20,21)という状態に至るには、神様のなさることが見えず、聞こえない日々のなんと多いことでしょう。
しかし、現実に目に見え、耳に聞こえることの背後に正義の神が生きて働いておられます。
信仰によって目が開かれ、耳が開かれ、神の御心が明らかになる時は来ます。


そして、1番の正義の実現は私たちが神に立ち帰り、偶像が除かれることです。
『呼ぶ声に答えて必ず恵みを与えられる』は希望の言葉ですが、私たちの個人的な願望の実現ではありません。
『そのとき、あなたは銀で覆った像と金をはり付けた像を汚し、それを汚れたもののようにまき散らし「消えうせよ」と言う』(30:22)


人間的ないろいろな思いに支配されそうになりますが、立ち帰ってただ救いが成ることを求め、救い主に信頼して歩みましょう。
イザヤ30:15
『 まことに、イスラエルの聖なる方 わが主なる神は、こう言われた。「お前たちは、立ち帰って静かにしているならば救われる。安らかに信頼していることにこそ力がある」と。』
苦難の日にも耐え忍んで神より真の力を得、主を待ち望む人は幸いです。