先週の説教要約 『感謝せよ!』

○先週の説教要約
『感謝せよ!』                      小林重昭牧師
《低くされたわたしたちを 御心に留めた方に感謝せよ。慈しみはとこしえに》。
詩編136:23−26)
「感謝に溢れた」信仰生活の鍵は、二つの信仰タイプを理解することです。
①頑張り信仰タイプ
神を喜ばせようと、自分の力で頑張る律法主義的タイプです。このタイプからは、残念ながら喜びも感謝も生まれてきません。かえって、人間的・肉的な歩みは最後に疲れます。
②恵み信仰タイプ
キリスト教は一方的な神の愛と憐れみにより導かれた恵みの宗教です。主イエスの十字架の赦しの恵みを、信仰によって受けとめ、感謝を捧げることです。
さて、詩編136編は、「感謝の詩編」として、二つの歴史的「感謝」を捧げます。「天地創造のみ業」(4-9)と「出エジプト」の感謝です(10-22)。テキスト23-26節は、「具体的感謝」です。
一、低くされた者を御心に留める神
「低くされた」とは、「取るに足りない」「劣っている」「卑しい」の意味です。実は、これは詩編8編が語る聖書の人間観に通じます。「神に僅かに劣るものとして人を造り なお、栄光と威光を冠としていだかせ」(詩8:6)。イエスの母マリヤは、「身分の低い、この主のはしためにも目を留めてくださったからです」(ルカ1:48)と、神を賛美します。
二、私たちを養われる神への感謝
「すべての肉なるものに糧を与える方に感謝せよ」(25)。神は出エジプトの40年、荒野でイスラエルをマナとうずらで養いました。主イエスは、「空の鳥を見るがよい」と語ります。(マタ6:26)