礼拝・受難週

今日から受難週です。
主のお苦しみを思い、その深い御心に自らの思いをしずめて過ごしたいと思います。


『三時ごろ、イエスは大声で叫ばれた。「エリ、エリ、レマ、サバクタニ。」これは、「わが神、わが神、なぜわたしをお見捨てになったのですか」という意味である』                                                                                     (マタイによる福音書27:46)
十字架上の7つの言葉のひとつです。
その中でも、大声で叫ばれたという重要な言葉です。
神から断絶される苦しみの叫びの中に、人の罪を負いきった主のお姿を仰ぎます。

しかし、イエスは再び大声で叫び、息を引き取られた。
そのとき、神殿の垂れ幕が上から下まで真っ二つに裂け、地震が起こり、岩が裂け…
(27:50,51)
                       

百人隊長や一緒にイエスの見張りをしていた人たちは、地震やいろいろの出来事を見て、非常に恐れ、「本当に、この人は神の子だった」と言った。(27:54)
                
マタイによる福音書では、「イエスはまことに神の子である」との告白が重要な言葉として、様々な場面でいろいろな立場の人によって語られています。
サタンや悪霊がイエスが誰かを知っていて「神の子」と言っている箇所もあります。
風と波に悩む弟子たちの船に主イエスが湖上を歩いて近づかれ、ペトロがイエスのもとに行こうとして溺れる場面では、
主イエスと助けられたペトロが船に乗り込むと、行動したペトロではなく船で見ていた弟子たちが、
「本当にあなたは神の子です」(14:32)と言ってイエスを拝しています。


シナリオは、コンセプトによって場面設定や配役がなされます。
十字架の場面ではイエスに従ってきた中心的人物ではなく、脇役とも言える百人隊長や見張りの人々に
「本当にこの人は、神の子であった」というセリフが与えられています。


主イエスの苦難、十字架は私たちから遠い出来事ではありません。
神が敵対する者や脇役たちに目を留め、信仰告白を与えられたように、私たちも共に十字架の場面に立ち、
「本当にイエスキリストは、神の子です」と証言することができます。


次週の礼拝

イースター礼拝(ファミリー礼拝です)
4月8日(日)10:30〜


聖書:ヨハネによる福音書11:25
   ヨハネによる福音書 3:16

説教:「永遠の命をもつ」
    上中光枝牧師

礼拝後:祝会
シャイニィによるバンド演奏、エッグハンティング、イースターエッグ作りなど
    軽食を準備しています。大人300円、子ども150円