先週の説教要約 「神の知恵と人間の愚かさ」

○先週の説教要約
『神の知恵と人間の愚かさ』                 藤巻充牧師
《神の愚かさは人よりも賢く、神の弱さは人よりも強いからです》。(Ⅰコリント1:18−25)
神の知恵とはどのようなものでしょう。列王記上第3章16-28節には、ソロモン王の裁きの場面が記されています。これが神の知恵です。《神の知恵が王のうちにあって、正しい裁きを行うのを見た》とあります。
《キリストが、聖書に書いてあるとおりわたしたちの罪のために死んだこと葬られたこと、また、聖書に書いてあるとおり三日目に復活したこと》(Ⅰコリント15:3-4)は、最も大切なこととして私たちに伝えられました。以前、妻がけがをした時、輸血によって助かりました。主イエスは、私たちの罪のために十字架で血を流されました。私たちは、命の血を受け継ぎ、罪の赦しを得ることができました。罪を悔い改めれば、十字架の血潮の故に罪は赦され、罪を犯したことがなかったかのように神は扱ってくださいます。そして、主の復活によって新しい人生を歩み、生き生きとした希望を与えられます。
浪人中、空しく惨めな毎日を過ごしていて、教会に導かれました。主イエスが私のために十字架につき、復活してくださったことを、やけくそで信じました。祈っても聞かれなくて元々、という気持ちで祈った時、今まで入れなかった中華学校でしたが、校長が交代していて「日中友好のため歓迎します」と、入学が許可されました。その後の学業、聖書学院での生活、任命先へ派遣されたものの、病気のため帰宅したこと、それからの働き、留学、聖書学院教授へと不思議な導きを受けました。いくつもの教会を開拓、会堂返済をしてきました。教会の問題が起きた時も思いがけない方法で解決しました。
私は愚かなものですが、神の知恵は、教会の必要、伝道方法を教えてくれます。下心なく心から人の世話をし、愛するなら、神は魂を託してくださいます。十字架と復活を信じるなら神の知恵に与ります。信じるとは、一生涯を神に投げかけて生きることなのです。