先週の説教要約 「イエスさまについていこう」

○先週の説教要約
『イエスさまについていこう』               上中光枝牧師
《わたしには、この囲いに入っていないほかの羊もいる。その羊をも導かなければならない。その羊もわたしの声を聞き分ける。こうして、羊は一人の羊飼いに導かれ、一つの群れになる》。
ヨハネ10:11−16)

今日は、子どもの祝福礼拝です。教会に与えられているかわいい子どもたちをご両親、おじいちゃん、おばあちゃんたちと共に囲んで礼拝できますことを感謝いたします。

クリスマスツリーに、杖の形のキャンディが飾られているのを見たことがありますか?あれは、羊飼いの杖です。
エスさまは、人間を羊にたとえて、ご自分のことを「良い羊飼い」だとおっしゃいました。聖書の舞台であるイスラエルでは、ごつごつした岩の山で羊を飼うことがあります。羊は、1匹でいるとすぐに迷子になります。山の小さな洞穴に入り込んだり、岩の間に落ちてしまうことがあります。
そんな時、羊飼いは優しく杖の先の曲ったところで、羊を引っかけて助け出します。ライオンやクマが襲ってくる時、良い羊飼いは、杖や石投げを使って、命がけで戦います。杖は、羊を守り、救い出す道具なのです。

この杖を持っているのは、羊飼いのリーダーです。羊は、いつもこの杖を見ています。杖は、権威のしるしでもあります。羊は、頭の悪い動物だと言われることがありますが、自分の羊飼いの声がわかり、違う声の羊飼いには決してついて行かないそうです。急に暗くなったり、霧で何も見えなくなった時には、羊飼いは、杖でトントン!トントン!と岩をたたきます。「わたしは、ここにいるよ。だいじょうぶだよ、こっちだよ」と伝えて、羊の群れを導きます。羊は、安心して音のする方について行きます。良い羊飼いについて行ける羊は、幸せですね。

クリスマスにイエスさまがお生まれになったのは、神のもとから失われている人を捜し出して、救うためです。暗い罪の中で迷って道がわからない人々のためにイエスさまは十字架にかかり、罪を赦してご自分の群れに戻されました。人々を豊かな命のあるところに導くためです。
今までイエスさまを知らなかった人も、よい羊飼いであるイエスさまと出会うなら、イエスさまの声がわかるようになります。全ての人がそのように造られているのです。

やがて世界中の人々は、一人の羊飼いに導かれて、一つの群れになります。
エスさまは、群れの中にいない人々もいつも心にかけておられます。
私たちも、かつてはイエスさまの群れの中にいませんでした。主イエスの羊たちは、羊飼いの心を知って、その働きのお手伝いができます。イエスさまについて行きましょう。